第一章

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朝の一件から数時間。学校も終わり、足早に優斗の手を取り、バイト先に向かう。取り巻きに店が知られれば多分めんどくさいことになる。集客にも問題がでそうだ。 優斗1人なら悔しいが女性の客がわんさか寄ってくるだろう。顔も良い、素行も良い、性格も良い。さぞかし客寄せパンダになってくれる。俺も日頃損している分、これくらいやっても許されるだろうし、如月も女性客相手ならば対応もしやすい。 「優斗。ちょっと急ぎたいから走るぞ。」 この時間学生等で店が多少混雑する。如月1人じゃ到底まかないきれない。
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