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なんと言うか悲しいが、如月が怒ることが予測出来てしまったので対策できてしまった。
さてこんな時に役に立つのが、美少女ホイホイの片桐優斗である。このモンスターを使うことにより場の全ての女子を戦闘不能にする。
予想通り如月の顔は一気に温度が上昇し、真っ赤になった。自分のこんな姿を見せまいと手で顔を隠しながら慌てていた。
「ち、違うんです。違うんです優斗さん。私は別にあいつに注意してただけで、怒っていた訳じゃありませんよ………私は、私は………ボンッ。」
あっ、爆発した。
「へっ?えっ、一体何の話。」
優斗には予め如月を驚かすという名目で耳と目を閉じてもらっていた。そのため、一連の会話を全く聞いていない。
やはり、優斗は効果絶大だ。優斗と関わらしていたら男性恐怖症だって治るかもしれない。まずは少しだけでもこいつらを近寄らせないと。
「如月さん。会った回数こそ少ないけど、ここで働くかも知れないから宜しくね。」
真っ赤になった顔で平静を取り繕うのを見て笑ってしまう。
「はい。こちらこそ宜しくお願いします。」
如月から手を出してしまい、優斗は快く握手してしまった。
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