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サクラside
「みんな~おはようだってばよぅ!!」
ナルトが元気よく挨拶をする。
『おはよ、ナルト。』
私もナルトに挨拶をする。
「……ウスラトンカチか。」
サスケくん…。
それ、言っちゃだめ…。
「てんめぇっ!サスケぇぇっ!
今なんつった?!」
ナルトがサスケくんの服を掴み睨む
「ウスラトンカチって言っただけだ。
聞こえなかったのか?ウスラトンカチ!!」
サスケくんがナルトに言うと
ナルトはまた服を掴んでいる腕の力が強くなる。
「サスケぇぇっ!今日という今日はぜってぇーお前を許さねぇっ!!」
また始まった…。
ナルトとサスケくんの喧嘩。
でも何でだろう。
見てて楽しいな、って思ってしまう。
止めなきゃいけないのに、
ついつい笑ってしまい、止められない。
何だかんだ二人も楽しんでるしね。
ナルトはきっと本気なんだろうけど、
サスケくんは楽しんでるかな…?
いつものことだもんね。
『ナルト!サスケくん!喧嘩しないの!!』
何とか笑いを堪えて二人の間に入る。
「ちくしょ~!今日もまたアイツにウスラトンカチって言われたってばよ!」
………いつものことでしょ…。
『はいはい。とりあえず落ち着いて、ナルト。てかカカシ先生来るの遅くない?!』
何とか話題を変えてみる
「確かに遅いってばよ。
また寝坊かぁ??俺ってばちょっとカカシ先生の家に行ってくる。」
そう言ってナルトは私とサスケくんを残し、行ってしまった。
『ちょっ…。ナルト!!』
「いいだろ、ほっとけば。そのうち戻ってくるだろ。」
呼び止めようとする私にサスケくんはめんどくさそうに答える。
…まぁ確かにそのうち戻ってくるよね。
てか今のこの状況…。
私とサスケくん
二人きりじゃん!!!
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