*サスサク

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どうしよう。 何か話さなきゃ…。 でもだからって簡単には話せない。 緊張しちゃって、うまく言葉が出ない。 サスケくんに目線を移す。 …………っ。 サスケくんと目があった。 「なぁ、サクラ。」 サスケくんから話しかけてきた。 『なに??』 平然とした態度で接する。 「復讐、ってどんなんだろうな? 復讐したら気持ちは楽になると思うか??」 サスケくん……… もしかして、 イタチさんのこと言ってるの? 『復讐は何も生まないと思う…。 復讐したって残るのは悲しみと虚しさだけだと、私は思う。』 サスケくん、 イタチさんに復讐するの…? お願いだからそんなことしないで。 「そうか。」 一言だけ答えてサスケくんは黙ってしまった。 『サスケく… 「お、ウスラトンカチが戻ってきたぞ!カカシも一緒だな。」 私がサスケくんの名前を呼ぶ前に サスケくんの言葉で遮られる。 『…あたしはサスケくんの味方だから。』 …聞こえるか聞こえないか分からないくらいの小さな声でサスケくんに言う サスケくん 私はどんな時でも味方だから。 サスケくんのこと信じてるから。 一人で抱え込まないで…。 サスケくんにとって 私やナルトはかけがえのない存在で居てほしい。 「…ありがとう。サクラ。」 こんなことを言ってる事すら気づかなかった私はナルトとカカシ先生の元へ走って行く。 .
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