神(テキ)ヨリノ刺客

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宣戦布告の翌日の朝、俺は鍵のいる部屋を再び訪れた 入る前にノックをする これを忘れたらダメだからな 「・・・・・・はい」 ムクロ「入るぞ」 部屋に入ると鍵である王女はベットの上に姿勢を正して座っていた どこぞの王女とは違って気品があるな ムクロ「グッドモーニング、気分は如何かな?」 「最悪です」 ムクロ「反論できるくらいの元気があるなら大丈夫だな」 睨み付けてくる王女を無視して近くにあった椅子を手繰り寄せて座る ムクロ「始めに自己紹介でもしようじゃないか 俺はムクロ、この城の主にして人間の敵だ」 「魔族に語る名などありません」 おやおや、ツンツンしちゃって ムクロ「図に乗るなよ?小娘」 王女の周りに鋭く尖らせた影を展開する ムクロ「身の程を知れ、貴様は俺の気紛れで生きている 何時でもお前を殺せることを忘れるなよ」 「なら早く殺せば良いじゃない? それなのに殺せないのはそちらに何かしらの目的があるからじゃないかしら?」 へぇ、意外にも鋭い 本当にあれとは違うな ・
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