始マリノ災厄

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これ以降の会話は一切無く、5人は黙々と歩き続けた ただ真っ直ぐ、ひたすら真っ直ぐ、上がることも下りもせずに真っ直ぐ進んでいく メイド「・・・・・・着きました」 不意にメイドの足が止まる その先には10mはある大きな木製の扉が暗い空間の中にポツンとあった メイド「こちらに魔王様がおられます」 ヒロユキ「ここに・・・魔王が・・・」 ヒロユキが呟くがメイドに言われる前から4人は理解していた 扉越しからでも感じる威圧感は今まで感じたものとは比べ物にならないほどの威圧だった 怯む4人に対し扉が開かれる 案内してくれたメイドの姿はない ヒロユキ「・・・・・・皆、行こう!!」 三人は頷き、ヒロユキを先頭に4人は扉の奥に進んでいった 扉の中は床が白く空は青い、まるで屋外に出たかのような空間だった エッジ「凄い・・・・・・空間を書き換えてる どんな魔法を使えばこうなるんだ?」 ほぼ人間には不可能な魔法により書き換えられた空間を見てエッジは感嘆していた そして入ってきた扉はいつの間にか消えて出口は無くなっていた 4人は絶え間なく続く威圧感に向かって歩き出した ・
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