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『あのねー』
『普段僕達仕事してるー』
『だからあまり一つの場所にいないんだー』
『僕達沢山だけど、最近異変多いしー』
『働きづめー』
……うん、なんかごめんなさい。
『けど、アリア特別ー』
『特別だけど、まだ未熟過ぎ』
『時が来るまで、どうしようか迷ってた』
『だからずっと側にいたんだよ?』
『だからメイが見つけれたんだよねー?』
…えーと、要約すると、精霊達は世界修正するために世界中を飛び回っている。
けどまだ私が修正能力持っているものの、全く使うことが出来なかった。
だから気づいてもらうためにずっと側にいた…っていうことかな?
普段から結構な量の精霊達が私の周りを飛んでいたなら、精霊を見る事が出来たメイが、森で私を見つけられたのも納得がいく。
けどあんな姿見られたくなかったよ。
「そっか。なんというか…ありがと」
『わー』
『よかったねー』
『褒められてるみたいだよー』
「……」
いや、なんで他人事?
語尾の発音が↑になってるのと?が付きそうな精霊達の話し方に、少し苦笑い。
「…まあ、こいつらの事はあまり気にするな。気に掛けるだけ無駄になるぞ」
『まあねー』
『無駄だねー』
えぇ?納得しちゃうの?!
それでいいのか精霊達。
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