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そう思って精霊達を見る。
よくよく見ると微発光しているのと、ただ半透明な精霊がいることに気づいた。
ん?
『あの魔物は、さっきのネズミの魔物と同じ様に魔法には強い抗体持ってるー』
『今兵士の人達が剣とかで頑張ってるけど、全く歯が立たないみたいー』
『大きくなった分、皮の厚みも増したから物理も平気になったみたいだー』
ただ半透明な精霊は、そう言うと、風と共に、どこかにヒューンと飛んでいってしまった。
「……んん?」
首を傾げてみる。
うん、どう見ても、微妙に違う。
「…さっきのは風の精霊だ。
あいつ等は浅く広く情報を持ってるから、その時の情報を、気が向けば教えてくれるぞ」
「メイ、サンクス。つまりは種類が沢山いる内の一つだったのか」
「…どうでもいいが、魔物退治をやる気がないならさっさと退け」
「や、やる!ちょっと気になることがあっただけで、やる気は無くなってないから!」
ただ、攻略考えるのがメンドクサくなっただけですから!
……って、それじゃあ駄目じゃんか私…
なんか、メイはメイで思案してるのか、他にも精霊達から聞いてるけど、正直魔法も物理も効かないんじゃ意味がない。
どうしたらいいんだか……
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