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そう思って下を見ると、私が切った、魔物の死体。
(――感傷なんて、抵抗なんて感じる暇、なかったなぁ)
自分で生きてる動物(？)を殺すのは初めてなのに、何故か恐れを感じなかった。
前世じゃ、馬鹿みたいに全身が拒否していた時があるのに。
―― そう、犬とかウサギとかカエルとかカエルとかカエルとか蜘蛛とか虫とか！！
触角を動かすあの黒い物体も！！！
魔物だからなのかわからないけど、殺すことには罪悪感を感じる事がなかった。
……でもさ、さすがに死体を見たら、感じる訳ですよ……罪悪感。
通常、魔物の死体は残る。
一応はとある土の魔法をかけると、その体は土に還る。
けど、ここまで魔力に犯された体じゃぁ、それすら効かないんだろうなぁ……
そこまで思って、なんとなく一つだけ思い当たることがあった。
幸い、まだ話してるみたいだし、少しは合間があるでしょ。
――物は試し！
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