浄化とかって大抵光か炎のイメージだよね

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「……それだけじゃ、無いはず…」 まだ掴まれてる肩が、更に痛んだ。 とっさにメイを見ると、ぽつりとそう呟いた。 「魔法とは別に、何か力を使っただろ」 「……力?……ああ、そういえば…」 世界修正能力のこと、メイには言ってなかったや。 けど、それを突然言ってもどうかと思うし…疑われるような気もする。 普通なら持ちえない力を持つ人は、一部は受け入れられているけど、場合や人によっては異端視をする。 メイは、どうなんだろう? 「確かに使った。けど、それを聞いて、メイはどうする?」 なんとなく、メイに対して問いかけばっかだなぁ……って思いながら、私はメイを見つめた。 メイが知って、普通じゃ持たないような力を持っている人に対して、どうするのかを知りたかった。 どう思おうとも、どう思われようとも、私はメイからなら、覚悟はあった。 僅かに、間が空く。 もちろんの事、この沈黙を破ったのは―― 『だから言ったじゃん』 『アリアは特別だって』 『ねー?』 精霊達、だった。
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