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『アリアが僕達を見れたとき言ったじゃん』
『僕達アリアをお手伝いさん隊ー』
『僕達をアリアが手助けさんーってねー』
『ねー』
そう、メイに対して暢気に言いのけるのは、5cmほどの微発光している光の精霊。
『メイは心配性だね』
『アリアは大丈夫だよ』
『まあ、その分力使うと無防備だけどー』
『ねー?』
くるくるとアリアの周りを回りながら、精霊達に諫められる。
そして、一匹がアリアの視線に合わせて止まった。
『アリアも。メイなら大丈夫だよ』
『どういう力を持っていたとしても、メイは異端視しないよ』
『むしろされる方が多かったしねー?』
「……黙れおまえ等」
『きゃー』
『メイに怒られたー』
どうやら、メイの事情を知っているらしい精霊達が口を出していると、それ以上言われたくないのか、精霊達を諫めると、精霊達はキャーキャー言いながら、それ以上のことを言わなくなった。
ただ、そんなやりとり。
それだけなのだが、アリアの気は少し晴れる。
(……そっか、メイなら大丈夫なのか)
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