浄化とかって大抵光か炎のイメージだよね

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+++++++++++++ 自分は、小さい存在だった。 沢山いる仲間は、辺りに散らばって活動するものの、確かに一つの群れとしての役割を持っていた。 この森はとても広い。 人が来るものの、草をよく収集していくのを見かけるからだ。 けれども、たまに変に強い奴が、周りの奴を強い力で葬り去って行っていた。 一瞬で森が土だけの状態になったり、たまに戻していくやつもいる。 けど、それは一度だけじゃなくて、何度もそれを繰り返していった。 戻ってはいるものの、明らかに魔力が強く含まれた木々と木の実。 むき出しになっていった土にも、変に強く魔力が付いていた。 魔力と魔素は、元は同じでも違うもの。 魔素は誰にでも馴染むけど、魔力は違う。 使ったモノに合わせられて生成された魔力は、少しずつ、僕達や周りに影響を出していった。
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