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とりあえず、ファボット方面にある目的地に向かってみてるけど、まださっきの光景が印象に残っていた。
「……凄かったね」
「だな」
思わず見惚れてしまう、綺麗な棺。
1つの芸術作品の様にも思えてしまった。
あんな風に魔法を使いこなすのは、今の私にはムリだろうなぁ……
「メイは、さっきお父様がやったみたいに出来る?」
「……」
あ、黙った。
実際、メイの力量限界ってどんな感じなんだろう?
私は……どこまで出来るんだろう?
さっきの棺を見た時、ただ綺麗な棺を模ったんじゃなくて、魔物でも、相手を悼んでいたから出来たような気がした。
あんな風に、出来たらいいな、なんて思ってしまう。
高望みかな?
「……アリア」
ん?あれ?私何かした?
「一応、この際だ。今言っておいた方が良い気がしたから言っておく……」
……ちょっと溜め息をつきながら、何か言おうとしてる。
ちょっと待って、こういうの知ってる。
フラグですね。
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