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けど……
「――確かな記憶があるなら、それを信じなきゃね」
世界との約束。
今居る所じゃあまり判らないけど、これから世界を回ってでも転生者を見つけだして、懲らしめよう。
もちろん……ねぇ?
「そのためにも…やることは一つ!」
修行じゃああああああぁぁぁぁ!!
転生ものの醍醐味!!学校で習うからってなんぼのもんじゃい!!己の感覚を信じろ!神なんぞに頼るものか!
「ふふふふ……♪」
(……また、アリア様はおかしなことをお考えに……)
――実は、まだコーネールは去っていない。
それなのにコーネールの存在を忘れて、独り言やニヤニヤと笑いだしたのだ。
コーネールはこの主人に対し、(本当に15になったら一人前として認めても良いのでしょうか……?)と心配したことを、アリアは知らない。
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