フラグは建つものではなく、建てるものの様です。

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「男子にはどう接しているんだ?」 「欲が目に見えているからほぼ無視。 そうじゃなければ少しは話すけど、それ以外は特に何も」 「あー……お高くとまって見えるのかもな。 兵士が熱心になるくらいだし……」 「…まじですか」 じゃあ態度変えないとな…と呟いて、ふと疑問に思ったことがある。 「そういえばメイは、態度変えないね」 「ん?ああ、あんな姿見たら(枝に頭ぶつけてうずくまる)放っておくつもりないし、話していると敬語は使う気が無くなる。 それに、姉があんたみたいに綺麗らしくて、色々と巻き込まれてきたからな。馴れてる」 メイはただ淡々としてほとんど無表情だが、アリアはよくよく考えるとここまで話したのは使用人のコーネールくらいだ。 コーネールは、気兼ね無く話せる唯一の使用人でもある。 「じゃあさ、じゃあさ」 「なんだ?」 「と、とと、友達、に……ならない?!」 目を輝かせ、テンションが上がっていた。 後に、その時メイにはアリアに犬耳と尻尾が見えたと語った。 「待て」と非常に言いたくなった様だが、とりあえず押さえたらしい。 「別に、良いが?」 「そう?!あ、ありがと!同年代の友達一人ゲット!」 「なんだそれ……」 本当に嬉しそうに無邪気に笑っているアリアを見て、ほとんど無表情なメイは、僅かに笑った。
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