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けれども、記憶上の自分はコーネールを信頼していた。
だから、相談してみようという気が起きたので、話してみることに。
「あの、さ……?」
「何でしょう?」
「……お世話になってる友達にお返しするのって、何が良いと思う?」
バサッ!
「……コーネール?手帳落としたよ?」
「い、いえ、すみません。あの、もう一度お聞かせてくれませんか?」
「だから、お世話になってる友達にお返しするのには、何がいいと思う?って――」
「――そのお友達のお名前は?」
「え?メイだけど」
「――兵を呼んでください!即時メイという者の身辺調査!アリア様に仇なすものかを徹底調査!」
「了解しましたコーネール様!」
突然コーネールの呼びかけで、どこからかサッと現れた使用人メイドが、コーネールと共に部屋から出ていく。
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