過保護とは酷く厄介なものだ。

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少しの間を置いて、アリアは自分の部屋に隠し持っていた、修行用の木刀を手にした。 最近じゃメイと打ち合うほどに上達したためか、良く手に馴染む。 ――思い出したことがある。 仲良くなりそうな子が居ると、嬉しくてよくコーネールに報告していたのだ。 その後は、仲良くなるわけではなく、避けられるのが主だった。 つまり――…… 深呼吸をするかのように、息を吸い、そして―― 「――コーネール、あんたのせいかああああああぁぁぁあ!!」 その怒声と共に、アリアは部屋を出て、コーネールが走っていった方へと走って向かった。 ……寝巻のまま。
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