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「で、この状態はどういった経由でなった?」
まだ見つかっては居ないが、事情を知った町の人も一緒になって探していた。
兵士と同じような顔をして。
「……私には一人だけ色々と打ち明けれる使用人が居るんだけど、そいつが黒幕だったようで……」
「ああ……そういうことか」
もうコーネールは信用しない。
そう固く誓ったアリアだった。
「まあ、屋敷の方に向かい直した方が良さそうだけどな」
「え?」
「兵士がこっちの方まで来てるぞ」
「げっ」
確かに近くまで来ているのか、ガサガサと音が近づいてきている。
「過保護は大変だな」
「そ、それよりも屋敷に向かってみよ!ここで見つかると厄介になりそう」
「同感だ。行くか」
そう言ってメイが走り出したので、アリアも一緒に走り出した。
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