試験と試練は一つの戦場である

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ちなみに、何で最終試験なのかというと、 全国統一試験(回答・事前入手は不可能と言われている) →結果発表(入学可能学園一覧付き) →その中での希望学園選択 →学校ごとで人員選別 →入学の合否を送られる。合格者はそこで決まったも同然だが、落ちた者はまだ募集受付している学校(大抵が下のランクになる)に希望 →選別 →学校ごとで(ry ……と、この様に試験は一度しか受けられない。 だから最終試験と呼ばれている。 一応学校の方でも,あと一月で期末に実力テストを行うけど、それは結局の所成績の足しにするだけ。 正直意味がない。 実際に、補欠僅差の状態に判断材料として使われる程度しかないしね。 「つまりは、結果は最終試験の後、判断して下さい。 それが、噂ではない真実の私の実力です。 結果も無しに、才能が無いとは言い切れないものだと言いたかったのです。 今までの失言の数々、済みませんでした」 笑顔を浮かべて、ガイア夫人にお辞儀をする。 途中から、ガイア夫人が微妙に気むずかしい顔をしているのは知っている。 けれども、相手は階級が上。本来なら、私は訴えられても仕方がないし、酷いと刑罰ものだ。 なんとなくイライラして回りくどく話してしまったけど、結局は最終試験の結果が全て。 だから、私にはどうなるのかなんてわかりはしない。 ――ただ…ね……
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