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(頑張って下さいね。
どうやら魔力などをよく身に付いたようで、探しやすくなって助かっています)
そうなんだ。
じゃあ、メイのお陰かな?
(メイ、ですか?お友達ですか?)
うん。
友達で、私の師匠なの。
多分転生者じゃないんだけど、強いし物知りでね。
主人公かって思うくらいだったんだよ。
(そう、ですか……きっと、彼は貴方の助けになるでしょう。
これからも頑張って下さい)
うん、頑張るね。それにオーロンに行くことになれば、イヤでもきっと転生者はいる。
それが王道だろうし。
だから、オーロンに行くために今頑張っているんだ。
だから、待ってて。奴らを打ちのめ…じゃなかった、修正するから!
(……そうですね。
無理しないで下さい。
そう思って下さるだけでも、私は嬉しいですから)
それじゃあこっちの気が済まないの。
だから、曲がりなりにもやってみるよ。
……そろそろ止めたほうが良いかな?
少ししたら行くって言っちゃったし。
(はい、そうですね)
じゃあね、ヨウラ。
(…!では、ご武運を――)
うん、またね。
ふつりと、何かの繋がりが消えた気がした。
多分、世界…約束だったし、なんとなくで付けた、世界の愛称、ヨウラとの、通信なんだろうな。
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