出会い

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その日はおとなしく家に帰った。 「ただいま」 「ご飯出来たら呼んで」 「部屋にいるから」 っと言って階段を上がり部屋に篭る。 守はごく普段の家庭に生まれ、ごく普通の家に住む。 世間では一般的な家庭ってやつで、守以外子供はおらず3人で暮らしている。 今日は卒業祝いということで出前の寿司を頼んであるらしい。 だが守からしたらなんも感じないただの寿司。 母親にたまにある《夕飯を作るのがめんどくさいときには出前》っていうのと同じ感覚。 卒業なんてどーでも良かったから。 守は寿司を食べ終え、すぐに風呂に入り自室に篭った。
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