4.本格的始動

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「もう一度聞いてもいいですか。これは?」 ダラダラと良く分からない汗が出てきた。 「聞いて驚け!これは僕が開発した組手ロボで、名前はマイケル一号!柔道・空手・剣道・ボクシング・レスリングなどなど、有名どころの格闘技は組み込まれてるの」 マイケル一号。 名前はさておき、すごい機能をお持ちで。 で?これをどうしろと? 「春瀬、現実逃避は止めとけ。一応風紀委員会の伝統だ。今年からだけどな」 「実質俺しか受けてないんじゃないですか!」 だって1年生は今桜太と俺だけだもの! 桜太は事務処理要員だから武道関係ないもの! 「大丈夫だよ!これ、留学先でも地味に評価受けたから」 「安心できない!」 なにこれ虐め? 目が…本気なんだぜ… 「っていうか委員長、話が違う気がするんですが?」 「顧問…お前の担任が所属するなら存分に使え、だと」 犯人はあいつか。許すまじ。 でもまぁ、ただ茶淹れるだけっていうのも引け目があったので丁度いい。 マイケル一号と組手して、問題解決員としてやってやろうじゃないか。 書類処理は無理。性にあわないから。 「マイケル一号は、大体日本でトップレベルに設定してあるからねー!」 黒崎先輩のこの一言を聞いて、とりあえず覚悟が鈍ったのは秘密だ。
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