4.本格的始動

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「おー、りったんお帰り!」 「ただいまの前に、何で授業開始一分前の今、ここに、副会長がいて、桜太と話してるか聞いてもいいか?いいよな?」 帰ってきて早々、教室がざわついていることに気付いたが、休み時間だし、しょうがないだろとスルーして入った。 良く分からん不憫な人を見るような視線が気になったが、気のせいだと言い聞かせた。 そして机の近くに来た時、誰かが座っているのが見えた。 まぁ桜太の友人だろうと高をくくって、行ってみたら現在に至ると。 どうしてこうなった。 「やぁ春瀬くん。君のことは常々聞いてますよ」 爽やか120%の笑顔を向けられてもどうしようもないんだが。 っていうか副会長には、転入生の案内を断ったという恨みがある。 本当にどうしろって言うんだ。 「んっとね、アンチくん生徒会室に行く、りったん連れ去られる、授業始まる、授業途中に竜崎さん…副会長現れる、授業中断、りったん帰ってくるなう」 「流れるような説明ありがとう。大体把握した」 片言チックだったのはこの際気にしない。 何で授業が中断したのかも気にしない。 副会長竜崎って名字だったのかっていう新発見も気にしない。 だから教えてくれ。 なんで二年生のはずの副会長が一年の教室にいるんだよ。
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