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悠「…で、彩ちゃん?これはどう落とし前をつけてくれるわけ?」
悠那は、ロープを鞭のように胸の前で両手で張らせながら彩に問いかける。
その姿は正に、ドSプレイヤーさんだ。
だが、彩は対となるドMではない。
彩「え?落とし前つける必要があったっけ?」
と彩は首を傾げる。
あくまでこれはわざとではない。
本心である。
悠「リハに来なかった。それだけでどれくらいのメンバーを不安に思わせたと思ってんの?」
悠那が青筋を1つたてながら彩に尋ねる。
この質問でまた逆撫でするようなことを言ったら、悠那の逆鱗に触れることになるに違いないと誰もが思った。
が、彩は皆の期待を裏切らなかった。
彩「これくらい」
そういって彩は、親指と人差し指の先の間をほんの僅かに空けて示した。
どうやら全く反省していないらしい。
悠「上等だぁっ!!歯ぁくいしばれぇ!!」
そう言うや否や、悠那は手に持っていた鞭…失礼、ロープを彩に向かって打ち始める。
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