300人が本棚に入れています
本棚に追加
夢「出たなっ女王!!今日こそはテメェをギャフンと言わsギャフン!!」
ムクリと起き上がった夢橙が伶奈を指差しながら叫び始めると同時に、夢橙の目の前に自分の欠点を突き出され、逆にギャフンと言わされてしまった。
そして、伶奈は涼しげな笑顔を浮かべながら夢橙に近づき
伶「今度そんなことを言ったらバラすわよ?」
と夢橙の耳元で囁いた(脅した)。
その囁き声には何故だか殺気が孕んでいるようで、夢橙はその場に固まってしまった。
彩「あれ?伶奈、来たんだぁ」
全員「お兄さんについては無視かよっ!!」
さも兄がいないような空間を作り出した彩に、伶奈以外の皆がツッコミを入れた。
伶「当然でしょ。人が話している間に急にいなくなったのだから心配になって…ね?」
伶奈が嫌味たっぷりに笑顔で言うと、彩は「うっ」と言葉を喉でつまらせた。
劇が始まる前のことを根にもっているのだろう。
伶「まぁでも、劇に間に合って良かったじゃない。それに」
言葉をとぎらせて、伶奈は彩の頭の上に手を置いた。
伶「とても良かったわよ。あんたの3月うさぎ」
彩はその言葉に一瞬目を丸くさせて、すぐにえへへへと笑みを浮かべた。
_
最初のコメントを投稿しよう!