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夢「いやいや、『ね?』じゃねぇよ!!つか、この音やばくね?頭蓋骨削れてるよ絶対」
そんなことを言っても、伶奈様に逆らうことが出来ない夢橙は、額から血を流しながらも抵抗はしない。
彩「あ、まだ仕事があるんだった。じゃ、アデュー」
彩は、サッと手をあげるとシュタタタッと素早くその場から走り去った。
夢「え!?彩っ!!兄ちゃんを置いていくのかっ!?」
伶「五月蝿い。お黙りっ!!」
夢「いでででででででっ!!」
夢橙は走り去った彩に向かって手を伸ばすが、その手は伶奈の足の裏によって阻まれることとなった。
夢「…こんのクソアマぁ。今日と言う今日はてめぇをぶっ殺すみませんでしたあああああああっ!!」
学習しない夢橙は、とうとう反撃を試みたがあっけなく失敗に終わる。
伶奈が彼の弱みを握っている限り、夢橙が伶奈に勝つ日は来ないだろう。
そして、そんな日は永久に訪れないだろう。
夢「え?ま、マジで?」
伶「当然よ」
夢「……」
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