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紅星女子高校の文化祭でのある一部の光景である。
彩「お前誰?セクハラで訴えるぞ」
彩の本気っぽい言い方に、目の前にいる恋人だった人がピキッと固まらせた。
そして、彩の質問に何も答えないでいると、彩はスッと携帯を取り出して110番通報を試みた。
が、流石にそれはヤバいと紅星女子高校生徒会書記係の島木歌子-しまぎかこ-に止められたので、彩は大人しく歌子の言うことを聞いた。
しかし、副会長である浅井伶奈-あさいれな-の方は不服そうな顔をしていたのはここでは敢えて黙っておこう。
歌「ご、ごめんなさい。この子、イケメンさんに抱きつかれてびっくりしてるのよぅ」
彩「イケメンじゃなくてもびっくりするよ!!」
歌子が慌ててフォローに入るが、フォローになっていないのがよくわかる。
?「彩…お前、覚えてないのか?」
先程まで彩を抱き締めていたイケメン男性が目を見開かせながら尋ねる。
イケメン男性の後ろにいる顔の整った男子学生も同じような顔をしていた。
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