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俺は倒れた。
後ろにいた店主は情けないように頭を抱えた。
「レッド、どうしてこんな人連れてきたの?」
赤は怒鳴る。
それもライオンみたいな雄叫びで。
勢いは闘牛。
赤は店主に近づく。
俺のことを踏みながら、店主に文句を言い続ける。
「あのねぇ、私黒が嫌いなの知っているのにどうして黒を持ってくるの。そんでもって、黒髪だし」
赤のパンチでカツラが取れたのだ。
「もう少し、チェックしてから連れてきてよ」
店主の襟元を掴み、ギャーギャーと騒ぐ。
そんでもって、俺にも攻撃が続いている。
赤の足が上がったり、下がったりの繰り返しで踏まれ続ける。
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