あか

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「どうぞ、お好きな席へ」 言われるまま、適当にカウンターの席へと座る。 店主はお冷とメニューを出す。 「お決まりでしたら、呼んでください」 去る前に俺は声をかける。 「すみません」 「はい」 「ここで幽霊退治をしてくれるという話を聞いたのですが」 俺からの見ての様子だが、店主は一瞬固まった。 俺は少し様子を見る。 「少々お待ちください」 店主は奥へと行ってしまった。 数十分後 店主は黒いベストから赤に変わっており、ズボンもさっき見たときには黒だったと思うが赤に変わっている。 サングラスも黒ではなく、赤茶になっていた。
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