プロローグ

2/3
前へ
/28ページ
次へ
「うわ……………。」 なんか最近、不幸だと思っていた。 今日もお金を落とすし、信号渡ろうとしたら車に轢かれそうになるし。 しかし、今は最悪だ。 最も悪い。 いや。 最凶と言った方がいいかもしれない。 それほどまでに、今の俺は参っていた。 目の前には、槍を持った美少女。 年は高校生くらいだろうか。 身長は145センチくらい。 髪はライトグリーンで、腰ぐらいまでのストレート。 そして――――彼女の目の前には、2メートルを超える猪みたいなものの死体があった。 「怪我はありませんか?」 その美少女は、俺たちにそう尋ねた。 その仕草はとても綺麗で、思わず目を奪われるほど可愛かった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加