プロローグ

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 携帯電話のアラームで瑠璃は目を覚ました。時間はまだ5時。すぐに準備をする。今日から5日間、休みを取り旅行に行こうと神野が計画を立てたのだ。最近、何かと忙しかったのと、幹部クラスがあんまり神野を気に入っていないことがあり、すんなに休みがもらえた。どこに行くかというと、瑠璃の故郷の愛媛県に行こうということになった。  6時ごろに駅でみな待っていた。 「遅いぞ」と烈火がにこやかに瑠璃に言った。 「遅れてすみません」と荷物を抱えながら瑠璃は言った。そこで電車が来て、特急で広島まで向かう。そこから乗り換えて、愛媛県松山市に向かう。  電車に揺られながら、景色を眺めていた。 「綺麗だね、海」神野はうれしそうに笑った。瑠璃も自然とほほが緩む。 「はい」神楽はまた携帯電話をいじっていた。やはり苦手かもしれない。  広島県に到着。このまま何も起こらずに着けば、いいけどなぁ。ここで、お昼ご飯を食べることになった。広島県といえば、お好み焼き。ということでお好み焼き屋に入っていく。優しいおばちゃんが作ってくれた。 「遠いとこからようきてくれたなぁ」 「いえいえ」気持ちのこもったお好み焼きを食べて、みな満足していた。
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