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「ハアハア・・・やってくれるな・・・」 肩にクナイが刺さったままの麗沙は、木に寄りかかった。 「あんな、忍にやられるなんてな・・・はは、私が甘ちゃんだったな」 空を見て、まるで両親に語りかける様にいった。 「父上、母上今すぐ、そちらに参ります。そして、本名をおし・・・えてくだ・・・・・さい・・・」 微笑みながら、まぶたを下ろした。 「かすがー当たったかな?」 「さあな・・・」 「あの人、女の子じゃなかった?」 「しらん」 「冷たいなあ、いつも」 「うるさい、黙れ」
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