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「ふう・・・」
終わって、安心した。
これが、佐助の率直な感想だ。
でも、心の中は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
なんで、こんな少女にクナイを放ってしまったのか・・・。
モヤモヤして、その日は眠らなかった・・・
眠ろうともしなかった。
いつ、この子が目を覚ますのかがわからなかったから。
覚めたら、謝る。佐助は決めていた。
そんな事を、考えている内に朝がきたようだ。
目を覚ます気配はない。
でも、一緒にいたい。
朝餉は、女中さんに頼むことにした。
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