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その時、真っ暗な空間が消え、天井が見えた。 そこはどっかのお屋敷だった。 麗沙は、確認をした。 息をしているか。 痛みを感じるか。 ちゃんと、体を動かせるか。 麗沙は、思った。 「私は、生きている。」 体を動かすのは、痛いが痛いのは生きている証拠だ。 「何で、生きているんだろう?」 それが、目が覚めてからの第一声だった。 「あ・・・。」 横で寝ている人を見た。 何にも覚えていないがどこか、懐かしい顔だった。
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