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「そうか・・・おぬしは、外に出ておれ・・・佐助と話がしたい」
「はい」
そう言って、部屋をでた。
そこで、待ってたのは幸村だった。
「貴殿・・・そんなことを言われたのでござるか?」
「え、あ、まあ・・・」
「それで・・・名はなんと申す?」
幸村は最初から聞いてたわけではなく、名前がわからないことは、知らないようだ。
「んーと、実は・・・名前がわからないんです。」
「それは、記憶がないということでござるか?」
「みなさんの話によれば・・・」
「多分、お館様がつけてくれるであろう」
「じゃないと、困りますもんね」
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