長編

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「今日も、…戻らないんですか」 「ええ、残念ながら」 もうお決まりの問いとその答え 何回目だろう 君が、目を覚まさなくなってから 忘れもしない。ちょうど1年前になる。 君は、俺との帰り道、居眠り運転の乗用車にひかれて、それで― 許せなかった。 君を守れなかった自分に、腹が立った 変われるものなら、変わりたかったよ あの笑顔は、もう戻らないのか? 「関町…」
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