序章

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  移動中に叔母から受け取ったお祝いプレゼントの中身を確認した。 望遠鏡だった。 いつでも望遠鏡で星が見れるようにと三人で考えて、選んでくれたんだとすぐにわかった。 「大切にします」 どんなときでも身につけていようと思った。 三人の願いと両親への思い。 決して無駄にはしない。 この門を通れば、卒業するまで逃げ出すことが出来なくなる。 それは覚悟の上だ。 2025年4月 東都防衛学院 入学 新たな学園生活が始まる。
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