午後二時三十分

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私は錆びれた滑り台の近くに設置されていたベンチに腰掛けた。 幸い、近くに大きな木があり、そのおかげで大きな影が出来上がり、太陽の日を遮っていた。 私は首元に付けていた黒いネクタイを緩めながら、 「まだか」とつぶやいた。 左腕に付けていた腕時計に目をやると時計の針は、午後二時をまわっていた。
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