午後二時三十分

9/12
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
私は時折、噴水の近くではしゃぐこどもを眺めたり、さっきの家電量販店でもらったチラシを見て、時間をつぶしていた。 気が付くと、予定されていた午後二時三十分を十分も過ぎていた。 「またか」 とため息をついた瞬間、背広の内ポケットに入れていた携帯電話が鳴りはじめた。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!