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自分のペースで進む亮ちゃんに前のめりになりながらもなんとかついていき、ついた先はリビングだった。
「なに、これ…」
けど、朝見たときとはなにもかも違う。床には雑誌、服が散乱していた。それだけならまだ、ただ亮ちゃんが普段のように汚しただけだと思うことができる。
「お前のせいやからな。お前が…」
先ほどとは違いどこか弱々しさを含んだ声でまるで自分に言い聞かせるように亮ちゃんは言葉を発した。
「お前が、女ばっかり見るから」
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