美食家魔王は大罪がお好きなようです

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(-_-) テクテク 最後に、ボサボサの黒髪に薄い目をした青年。 彼は〝小森 ヒッキー〟。 同級生である。 無個性。 以上。 (;-_-)「うぅん!?…なんだろ…なんか…ちゃんと紹介しろ!!…って言いたい…」 o川*゚ー゚)o「いきなりどうしたんだいヒッキー君!」 (;-_-)「いや…なんでもないよ…うん」 ――本来ならば、もう1人を加えて7人で下校するのだが、生憎その1人がグレにグレて学校をサボっているので、集団下校が始まった時から6人で下校している。 o川*゚ー゚)o「しかし無個性なヒッキー君。集団下校ダルいね」 (;-_-)、「バッサリ言ったね無個性って…まぁほら…犯人捕まってないから仕方ないよ…うん」 言いながら、ヒッキーは視線を宙に漂わせる。 何処か物憂げな表情だ。 o川*゚ー゚)o「〝クラレッタ〟…だっけ?犯人の名前。お陰で散歩も行けないし体がだらけてきた」 (;-_-)「部活入って汗水流したら良いんじゃないかな…」 o川*゚ー゚)o「ダメダメ集団行動取るの苦手だし…こうなりゃ明日久しぶりに散歩に出るか」 (;-_-)「はぁ…まぁ大丈夫だよ…うん」 頬に指を当てポリポリと掻き、ヒッキーは消え入りそうな声量で、そう言った。
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