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o川*゚ー゚)o「なんで、大丈夫って分かるの?気になる!」
(;-_-)「うん!?…あぁ…クラレッタが犯行をしなくなって、結構経つから…大丈夫かなと…うん」
o川*゚ー゚)o「ほうほう…」
クラレッタが消えて約一月。
こうして登下校を始めて1週間。
クラレッタは愚か、傷害事件の類いが耳に入らない。
監視するパトカーが増えたお陰なのだろうか…。
もしくはクラレッタがこの町から消えた…。
尤も数々の推論を出しても、一般人代表の私には分からない。
それは、隣にいる糸目の彼も同じ筈なのだが…。
o川*゚ー゚)o「なんか知ってるの?」
(;-_-)「…えっ?」
o川*゚ー゚)o「なんか知ってそうだから」
(;-_-)「…勿論知らないけど…うん」
o川*゚ー゚)o「ですよねー」
全く残念である。
無個性は、やはり無個性だった。
到底主人公にはなれないタイプだろう。
o川*゚ー゚)o「まぁ、ヒッキー君を信用して、散歩してくるよ。もしクラレッタに出会して瀕死の重症を負ったら血文字でヒッキー君の名前を書くから楽しみに――」
(;-_-)「しないよ!」
――その後も他愛ない会話を繰り返し、夕陽の赤さを感じながら家路を歩いていった…。
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