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そいつは、平然と
僕を、こんなところでなにをしてるんだ馬鹿じゃねみたいな嘲笑いもせず、ただただ見つめ何を考えているかわからない笑みを浮かべながら
指を差し
そいつは俺なんだ、と
見事に言い切ったのである
【いやいやいや、何言ってんの。
髪の毛青いし、目緑だし、一人称は僕だ。
全然違う、他人じゃないか!】
『他人…君はそう決めつけるのか。
たかが、見た目に。呆気にとられてしまったよ。
しかし、君が言うことも強ち間違いではない。
見た目で判断するのはよくないが、しかし、正しいこともありうるものだ。』
『僕の正体を明かそう』
『僕は―――』
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