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この町には1000年の森という不思議な森がある。
通称"天竜森"
行ったことは何回もあるが精密に奥までは行ったことはなかった。
今日奥まで行こうと思い、迷ったら困るからと目印となるものを持ってきた。
向かっている途中に一本の細い道を抜けた。
そうすると大きな市街に出る。
色んな店の人が声を張り合ってお客を呼び込んでいる。
正に店同士の戦場。
色んな人で賑わっている実に騒がしい場所だ。
賑やかな場所は苦手だ。
居て楽しいが疲れる。
そんな事を思い、この場所を避ける様に通りすぎた。
市街を過ぎるとさっきの面影は全くなく、自然の楽園みたいな場所にたどり着く。
そこを少し抜けると自然に囲まれた一角の空間みたいな場所がある。
私のお気に入りな場所で唯一気を許せる安らげる場所だ。
そこはなんとも不思議でその場所にいると自分が何処にいるのかも分からなくなる。
次元の違う場所のように感じるのだ。
秘密基地の様にも思っている。
私はこの場所で少し休んでから目的の場所へと向かった。
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