Ⅰ*春ー入学式ー

2/3
前へ
/3ページ
次へ
AM 06:00 ピッ、ピッ、ピッ、ピピピピピピ… そんな目覚ましの音で俺は目覚めた。 俺は松嶋祐希(マツカワユウキ)。 今日から県立春川高校の1年だ。 まだ若干寝ぼけてる頭で洗面所に向かう。 バシャッ、バシャッ 祐「はー…ねみぃ」 俺はそう呟いて一旦部屋にもどり、真新しいブレザーに袖を通した。 そして自分の部屋を出てリビングへ向かう。 母「あら?おはよう。どうしたの?早いわねー。」 祐「…ん、はよ。雛起こし行かなきゃいけねーし。」 そう、俺は朝が苦手だ。 遅刻にならなきゃいいんだったら極限まで家で寝てたい。 でも、そうはいかないんだ。 うちのちょうど向かいの家に住んでる幼なじみ、穂高雛乃(ホダカヒナノ)は俺より朝に弱い。 一人じゃ絶対に朝は起きられないと自分で言っていた。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加