1人が本棚に入れています
本棚に追加
それから、フロアに行くまで何度かいろんな人に挨拶を交わし、やっと自分の場所に到着した。
・・・あぁダルい。なんかこれだけで疲れた。 まぁ頑張って仕事しなくては・・・。
そんなことを考えてると、
「おはよう。なんか今日も疲れた顔してるわね・・・可愛い顔が台無しよ?」
ーーーと言ってきたのは、私の一番の親友 竹内 奈々(タケウチ ナナ 同じく24歳) だ。私の過去を知っている、数少ない人で、本当に信頼できる人だ。私の過去を知る人は私の他界した母と母の妹の雫( シズク )おばさんだけ。
彼女とは、一年前この会社の面接の時に出会った。
その時、彼女から話かけられてから、少しずつお互いをしり仲良くなって、今にいたる。
「おはよう。・・・別に疲れてないって言いたいところだけど、疲れたわ。・・・・・・てか、可愛いって言うけど、奈々の方が断然可愛いから!!」
奈々は、すごくモテる。明るくて可愛いし、顔整ってるし、出るところはちゃんと出てるし、まるでモデルみたいな感じ・・・なんかファンクラブまであるし・・てか、正直こんなとこで働くのはもったいないって思うけど、彼女がここにいるから、今があるから、まぁいっかって思っている。
「えー!!絶対美桜の方が可愛いから!!だって、この前ちゃっかり告られてたじゃない!!しかも、ファンクラブもあるし!!あっ!!
もしかして照れてるとか!?
あーーーーやっぱり可愛いわ!!」
とか言って抱きついてくる。
最初のコメントを投稿しよう!