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「おい、大丈夫か?」
顔をあげるとそこにいたのは…
「直人…?」
なんで直人がこんなところに…と思った瞬間あることに気がついた
直人はユニホームを着ていていかにも部活帰りって感じだった
普段は着替えてから帰るのに、どうしたのかと思った
まあ、直人の顔をみれば急いできたのだろうと想像がつくけど
「悪いな、突然」
一昨日の事があってからあまり話してないからちょっとぎこちない
「どうしたの?」
「いや、別に…」
そういう直人は少し寂しそう
「とりあえず、雲行きが怪しいし、立ち話もあれだから良かったら上がらない?」
「いや、別に俺はここで…」
その時、おかあさんがドアを開けて家から出てきた
「あら、朝紀に直人くん、どうしたの?」
その時雨が降り始めた
「雨…?」
「あらー降ってきたわね、早く入りなさい、直人くんも」
「いや、俺は…」
私は渋っている直人を押し込むように家に入った
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