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「え?何て言ったの?もう1回」
……
因みに僕は何度も同じことを言わされるのは嫌いです。面倒だし。
「…何でもありません」
しかし温久は納得せず
「ねーねー何て言ったの?ねーってば」
…五月蝿い
これ以上まともに相手をしていると面倒臭くなりそうな予感がし諦めて厚意を受けることにした
「分かりました。何処ですか?体育館は」
言うと温久はパッと表情が明るくなり満面の笑みで答えた
「こっちだよ!」
僕は内心溜め息を吐きながら彼の後ろを歩いた
その間もずっと彼は僕の名前を聞き続けてきた
…チョロチョロと…本当に栗鼠みたいに
はあー…名前なんて知らなくても良いでしょう?あんまり煩いと苛ついてきますよ
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