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―正門―
正門に行くと朝雛さんはもう着いていたらしく、女子の群れが出来ていた
「あの、ここ駐車禁止ですよ~。よかったら場所教えます~」
「誰待ってるんですか??彼女さんですかぁ??」
「仕事何されてるんですか??もしかしてホスト?////」
―相変わらずの人気だなぁ…―
それに今日の朝雛さんの格好が更に女子を呼び寄せるんだろうか・・・
朝雛さんは街を歩けば必ず事務所にスカウトされる程のイケメンでセンスもいい
香水もつけていないのにいい香が漂うという人間だ
フェロモン?てのが凄いんだろうな
そして今日の格好は黒のスーツを少し着崩している
同性の俺でも格好いいって思うよ
「ここ駐車禁止だったんだ。ごめんね~。でももうすぐ来ると思うからもうちょっとだけ停めさせてくんないかな?」
「知らなかったならしょうがないですよね。わかりましたぁ」
「待ってる間暇ですよね?私一緒に待ちますぅ」
「私も「私「私も「私だって「わ「わた「あた「私」」」」」」」」
「ありがとう。でも、もう来たから行くよ」
「ええーーーーー!!!!?」
「俺が待ってたのはあの子」
朝雛さんが指差す方に女子達は勢いよく顔を向けた
もちろんその先にいるのは俺なわけで
ぶっちゃけ、怖ェ~
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