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Itsuto―side
モデルが水着姿で写真を撮ることに抵抗があるらしく、控室に引きこもってしまった。
出てくるまで俺達スタッフは休憩
俺は喫煙所に向かっていた
煙草を出そうと右ポケットに手を入れるとちょうど携帯のバイブが鳴った
見ると怜二からのメールだった
『
仕事中にメールしてすまん
三慶の迎え頼めるか?
』
三慶…
寝坊したんだな
予定通りに進んでたら平気だったけど
これじゃあ無理だな…
「ふぅ」
どうしようか…
「おっ。一斗」
「宥利。お前撮影は?」
「終わったよ。今日はもう帰る」
「お前三慶の学校知ってたっけ?」
「知ってるよ。三慶君のことならけっこう色々と」
なんか気に障る云い方だがまぁいいか
「迎えに行ってくれないか」
「いいよ」
あっさりだった
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